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2005年08月16日  サッカーにおける得点後歓悦性外傷 [医学・科学関連]

米国スポーツ医学雑誌7月号に寄せられた、トルコの研究者の論文。
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[背景]プロ、アマチュアを問わず、サッカー選手は得点を上げた後、ピッチ上で派手な喜びのパフォーマンスを見せるものだ。傷害はこういうときにも起こりえる。

[目的]このような「得点歓悦性外傷」を防止するために、著者たちはプロサッカー選手の事例を検討し、今後の有効な予防策を考察した。

[研究計画]実際の事例に付いての検討。エビデンスレベルは4(対照群のない症例シリーズ報告)。

[方法]1996年から98年の2シーズン中、152人の選手が試合中にこうむった外傷のため、整形外科で治療を受けた。そのうち、9例が試合中の得点を祝賀する行為の際、受傷していた。祝賀行為、外傷、治療、回復期間それぞれの特徴について検討した。

[結果]9例のうち7例はトルコプロリーグの男性選手であり、年齢は17~29才に分布し、平均年齢は24才であった。8例は自然芝のグラウンドで受傷していた。ほとんどの傷害は後半戦の試合中に起こっている。祝賀行為の種類は、スライディング(頭から、足から双方)もしくは、ひざまずきながらのスライディングが5例、チームメートと折り重なりあうというのが3例、試合終了時に同僚選手からタックルされたというのが1例であった。傷害は足首、鎖骨、肋骨の骨折と靱帯損傷、および腰部、ハムストリング、内転筋、大腿四頭筋の筋損傷、それと尾骨の打撲を含む。平均的な回復期間は6.2週間であった。これらの傷害に対して、相手チームの選手は関与していないのが普通である。

[結論」スライディングや、同僚同士が折り重なりあったり、チームメートにタックルをかけるような、ゴール後の派手な祝賀パフォーマンスは深刻な傷害を起こす危険性がある。サッカーによる一般的な外傷を予防する手だてに加え、監督やチームドクターはこうした傷害を最小にするため、選手たちにセルフコントロールを教えるべきであろう。こういう行為に対してペナルティを課すような、より厳格なルールの確立も予防にの助けになるであろう。
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どうもトルコのサッカーというのは、得点後の盛り上がり方が尋常ではないらしいということがよくわかる研究である。それにしても、"Score-Celebration Injuries"というのをどう訳すか、類語辞典まで持ち出してきたんだけど、結局しっくりするものを見つけられなかった。祝賀では皇居の前で万歳してるみたいだし、祝福ではなんか宗教がかりだしねぇ。歓悦というのではちょっと聞き慣れないし。


Bülent Zeren, MD and Haluk H. Öztekin, MD. "Score-Celebration Injuries Among Soccer Players" ,The American Journal of Sports Medicine 33:1237-1240 (2005)

投稿者 webmaster : 2005年08月16日 23:19

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