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2005年08月26日  サイクルスポーツと勃起障害 [医学・科学関連]

sellaitalia_s.jpg完全に個人的事情からくる興味で申し訳ないが、"Bicycle Riding and Erectile Dysfunction: An Increase in Interest (and Concern)"「サイクルスポーツと勃起障害:拡がる関心」という、「性医学雑誌」9月号に発行される論文の紹介を。ただし抜粋だけ。
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99年から04年のあいだに、性医学、泌尿器科学、神経学などの専門領域において、自転車に乗ることと勃起障害(ED)の関連性について調べた研究論文は21通存在する。それ以前の18年間では、そのような論文は14通しか発表されていなかった。

この論文の第一の狙いは、サイクルスポーツの安全性について様々な立場から検討されたデータを、エビデンスレベルにカテゴリー化して要約することである。第二には、サイクルスポーツによって引き起こされるEDの危険性を最小にするべく、このスポーツにかかわる人々の関心を提起することにある。そのため、1981年から2004年の間に発表された、英語論文、および学会報告の要約をレビューし、サイクルスポーツとEDについての疫学的関連性を検討した。

その結果、週に3時間以上自転車に乗る人は、中程度から重度のEDに罹患する危険性が1.72倍高いことが示された。サイクリストがこのレベルのEDに罹患する率は4.2%と4%であるが、ランナーの場合は1.1%、スイマーは2%であった(いずれも年齢補正後)。そのため、サイクリストは自転車に乗る際、EDの危険性を最小にするための手段をとる必要がある。先端が突出したタイプのサドルから、突出部のないタイプへの変更、乗車時の姿勢をより直立させるか、もしくは後屈させる、ゲル封入サドルの使用、サドル位置を下向きにするなどの方法がある。

EDを引き起こすメカニズムは、乗り手の会陰部とサドルの摩擦にあると考えられる。サドルの突出部にまたがることは会陰部に過剰な圧力を加えるので、一時的に海綿体内部の血行低下を引き起こし、血管内皮の障害からEDを生じさせると思われる。
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一時、週に3時間どころか、その数倍の時間をロードレーサーの上で過ごしていた人間としては、最近のあまりの枯れようの原因がこんなところで判ってちょっと複雑な気分になる。本格的にサイクルスポーツを始めると、初めのうちは一休みしてオシッコするたびに排尿痛で悶絶しますものな。お買い物自転車に乗っている気分で、サドルにどかっと座り込んでしまうのが主な原因なので、慣れてきてうまく腕と足で体重を分散出来るようになると、少なくとも排尿痛は何とかなってくるものだ。

ゲル入りサドル(写真)も使ったことはあるが、そういうグッズに凝り出す頃には、運動時の尿道関連の苦痛はなくなっていたので、そう御利益は感じなかった。でも、長時間ライドのあとでは、会陰部あたりの感覚がほとんどなくなっているのはしょっちゅうなので、ああいうのはすべてEDのリスクになっていくんでしょうな。個人的な意見をいえば、単に局所の圧迫による機械的傷害なんかより、あっち方面への関心それ自体が落ちてしまうのが先なんではないかとも思う。単一症例の経験から言っているので、そう固執はしませんけど。

Ricardo Munarriz et al, "Bicycle Riding and Erectile Dysfunction: An Increase in Interest (and Concern)" ,The Journal of Sexual Medicine
Volume 2 Issue 5 Page 596 - September 2005, doi:10.1111/j.1743-6109.2005.00099.x

投稿者 webmaster : 2005年08月26日 12:57

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コメント

「がきデカ」に、こまわり君と西条君の二人でサイクリングに出発するエピソードがありましたが、女子大生一行の跨る自転車を見てこまわり君が
「ああ…サドルになりたい…」
「お前のサドルはかわいそうだな」
「ほっとけっ!」

投稿者 小狸工房 : 2005年08月30日 03:14