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2005年09月07日  グレゴリー少年の変身 [本とか映画とかTVとか舞台とか]

beetle_boy_s.jpgグレゴリー・サンプソンがある朝目覚めると、自分が一匹の大きな甲虫になっているのに気が付きました。

部屋の鏡を見ると、自分の身体が、紫と茶色が混じった色をした、大きなカブトムシになっているのがわかります。二つの大きな黒い目と、二本の触覚まで付いています。細くて毛が生えた足も6本あります。

「こんな事って前にもあったっけ」、グレゴリーは思い出せません。

「グレゴリー、服を着て降りておいで。朝ご飯だよ」、お父さんが呼んでいます。

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ローレンス・デビッドという児童文学者(「チャタレイ夫人の恋人」のLawrence, David H.とは別人らしい)による、"Beetle Boy"という絵本の出だしなんだけど、どう読んでもカフカの「変身」のモジリですよね。グレゴリーは両親と妹と暮らしているが、彼の変身を家族の誰も認めてくれないという初期設定も同じ。

ああいう古典になると、いちいち、カフカ「変身」より、などと断る必要はなくなるんですかな。話の発端は同じでも、どうもそれ以後の展開はかなり違うらしいけれど。これを応用すると、いくらでも童話が作れそう。
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田舎の一本道のかたわらにある、葉っぱも落ちてしまった木の下に、ゴン少年が座り込み、つぶやいていました。「どうにもならないや」。そこにジミーが通りかかりました。「そこにいるのは君かい、ゴン。どこかに行ってしまって、もうあえないと思っていたのに。再会のお祝いをしなくっちゃ」。二人は昔からの友達で、ちょっと前からはぐれていたのです。

「ところで、君は今までどこにいたの?」、ジミーはたずねます。「その辺の溝のなかさ。」、「溝の中?やっぱり殴られていたの?」。「殴られる……?そういえばそうかな」。「やっぱりね。君はいつもそうなんだ」。

「なんのことかわからないよ、ジミー。そんなことよりお願いだ、この靴を脱ぐのを手伝ってくれないか」、「靴は毎日脱ぐものなんだよ、ゴン、君はまだわからないのかい?」
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うーむ、これを子供向けのお話にまとめていくのは、いくらヒマでもちょっと無理ですな。多少ルール違反があるとはいえ、餅は餅屋ということですか。

投稿者 webmaster : 2005年09月07日 23:37

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