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2005年11月06日  Juba the Sniper [社会・歴史]

juba_s.jpgJubaというのはイラク駐留軍の兵士たちによって名付けられた、テロリストというか、イラク抵抗勢力側の狙撃手のあだ名である。彼はいまだに目撃されたことがなく、実在を疑う見方もあるが、常に一発の銃弾で目的を達し、すぐに移動するという手段をとることから、極めて優秀な狙撃能力をもった一人の人物が、一連の狙撃を繰り返しているのだろうと推測されている。(Wikipediaより)

狙撃事件があった付近の建物から、「血とともに奪われたものは血によってあがなわれるしかない」とアラビア語で書かれたメッセージが見つかったという噂もあるようだが、事実かどうか確認されているわけではない。Jubaだとされるテロリストを殺害したと報告された事もあるが、また別の所にJubaが出現するとのこと。

アメリカの2ちゃんねるともいわれるGeneral [M]ayhemに、抵抗勢力(というかテロリストというか)が作ったJubaの超絶狙撃ビデオ集へのリンクがあったので、早速ダウンロードしてみた。どうやって撮ったのかは不明だが、次々に打ち倒される連合軍兵士の同僚たちが、なすすべもなくあわてふためく姿が記録されている。米英兵たちは厚いボディ・アーマーを付けているが、その隙間をかいくぐって脊髄を打ち抜くんだそうである。そこまでの腕があるんなら、初めから頭を狙えばいいと思いますがね。軍用ヘルメットは直撃弾をブロックする能力はない(仮にあったら頸の骨が折れる)ってのは、私が昔お子様向け軍事雑誌を立ち読みして得た知識なんだが。

ビデオは15分もあるので、噂や抵抗勢力側の宣伝のように見事なショットばっかり記録されているわけではなく、中にはあれどう見ても当たってないぞとツッコミたくなる場面とか、噂とは違い2発目を撃ったと思われるところも見られる。見事と言えば、兵士の周りに子供が歩き回っていようと平気で狙撃するのは、絶対の自信をもっているのか、そちらに当たろうが別にかまわんと思っているのか、なんとも言い難い。たしか「ゴルゴ13」で、標的のそばに子供がいると発砲しない昔気質の暗殺者と、ゴルゴ13が対決するような話があったなと思い出したりして。

このビデオの冒頭には、西側諸国の指導者たちがみな狙撃されていく稚拙な動画があって、そこには当然我らがコイズミさんも含まれている。イラク侵攻に国家的利益を得る立場にある我々としては、ビデオ編集でも噂どおりの超絶狙撃神話が構成されているとはいえない事を伝えるべきではないだろうか。圧倒的物量作戦で効率的殺戮が可能な勢力に対抗するために、この手の一種神懸かり非対称的反撃にこだわる抵抗勢力(というかテロリストというか)の必然的自滅方針は悲劇を拡大再生産するだけ。

なんで「ギブミー・チョコレート」路線ではダメなんでしょうかね。どうせ相手は主観的には民衆を救いに来た騎兵隊のつもりなんだし、巨額の援助をもらったうえで旧勢力の徹底的解体させれば丸儲け。押しつけ憲法なんか、陰でアカンベーしとけばいいじゃない。なんか文句でもあるわけ?それで10年も小ずるく立ち回れば、優秀な人材には事欠かないのだから、すぐに民主的大国になれますわ。コイズミさんにはぜひ、我が国伝統の正しい被占領国としてのあり方を、彼の地の人に伝える使徒となるべく活躍して欲しいものだ。

General [M]ayhemのリンクは切れているところがあるのと、再生不能映像もあったので、こちらに何とか見られたファイルをアップしておいた(WMV形式:約24Mb)。抵抗勢力(というかテロリストというか)の皆様におかれては、著作権を公然と無視する暴挙への御海容を願う次第。

投稿者 webmaster : 2005年11月06日 23:28

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コメント

ビデオを見て思うのは、ただただブッシュとアメリカに対する憎しみだけに凝り固まっているのだろうな。
もう、理屈も何も通じないレベルかと。

投稿者 愛読者 : 2005年11月11日 03:15

時代が求めているのは寛容を含む柔軟さか。

厳密なイスラムにとっては音楽は麻薬だそうだけど、宗派によってはロックのリズムで布教活動してたりするし。
遊牧生活を基調とする禁忌の中には改められても良いものあるように思います。
「凧揚げ禁止」というのは当のイスラム神学者にも満足に説明できる方は少ないそうですし。

「旧勢力の徹底的解体」というとムソリーニの逆さ吊りが思い出されます。

投稿者 小狸工房 : 2005年11月08日 04:59

>「旧勢力の徹底的解体」とは、スンニ派にとっては、「徹底的なリンチ」と同じこと。それを受け入れるバカがどこにいるものか。

まあね、のんきなジャーナリズムならそういう知った風な嘆き節を言ってれば済むわけだが、この場合、そういう宗教的権威に隠れて封建的な利害を維持している構造がそのバックにあるわけでしょ?

それは固定的だから変えようがない、という意見なんか、コイズミ改革みたいなインチキの前だって、通用しませんぜ。

イスラムというのはかなり革新的な宗教で、彼らを「遅れた」と考えるのもまた間違いだと思いますな。革新性を固定的利権構造に納めていこうとする連中が、今の混乱を作っているのではないかな。

投稿者 Webmaster : 2005年11月08日 01:13

あの国では、スンニ派、シーア派、クルド人、の三つの勢力が対立していて、旧支配勢力のスンニ派は、いまや逆に虐待される日々。フセインの弁護をしようとしただけで、殺される弁護士が出る始末。
「旧勢力の徹底的解体」とは、スンニ派にとっては、「徹底的なリンチ」と同じこと。それを受け入れるバカがどこにいるものか。
単民族国家日本、の常識は、他国では通用しないことがあります。

投稿者 bleached_brains : 2005年11月08日 00:10

あのヘルメットは、一応ながら弾を「受け流してはじく」形状として作られてますので、頭部に当たっても弾が標的の頭にヒットしない可能性があります。

それならば、ボディアーマーを貫通する銃弾(*)で胴体を打ったり、通常弾でも手足や臀部などを狙ったほうが的確にダメージを与えられるかと思います。

* 実用化されてますが、反攻勢力が入手可能かは不明です。
硬くて尖っていればOKらしいので、自作している可能性もあります。

投稿者 愛読者 : 2005年11月07日 14:05

文化レベルも低い上にひとつの宗教が人々の生活に強く根ざしているあの国に、
それほどの柔軟性を求めるのは酷というものではないですかね。
あの国の人々…というか抵抗勢力の人々と我々では根底から価値観が違いますから。

投稿者 Dan : 2005年11月07日 13:54