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2006年02月23日  ギネスに挑戦! [ニュース]

ナイジェリアの首都近郊の街、ジクウォイの飲み屋に毎夜たむろするビール好き達を喜ばせるニュースがあった。偽物のギネス・スタウトを密造して飲み屋に卸していた3人組のギャングが捕まったのである。

ベニン出身の3人組、イノセント・エホ、フィッリプ・オコロ、アクヘレ・イジェホン達は、ジクウォイの密造現場で国家食品薬物管理局の係官と警官隊によって逮捕された。犯人たちの供述によると、密造をはじめたのは6ヶ月ほど前からで、手っ取り早く儲けようとしたのが違法行為に手を出した動機だという。

主犯格のアクヘレ・イジェホンは、ベニンにある大学に通っていた頃、ある人物からこの偽造ビジネスを教えられた。大学で学位を取るのには何年もかかるのに、彼がこれで利益を得られるようになるのには半年で済んだという。

偽造に必要なのはウィルモット・スタウトという安価なビールと、ギネス・スタウトのラベル付き空き瓶、コルク詰め機械、洗剤、水、そして製品配達用のトラックだけだという。彼等は逮捕前、ジャーナリストたちの前で、自分たちの商売はこれだけで済むと告白していた。

彼等は別の街でウィルモット・スタウトを大量に買い込み、自分たちの工場に運び込んで洗ったギネスの空瓶に詰め替えていた。元のビールの栓を抜いて、気が抜けないうちに移し替えてコルク詰めし、箱に入れて顧客に配達していたのである。

自分たちの偽ビールをどこに配達していたかについて、彼等は供述を拒んでいる。「俺達は取引先を固定していなかったんだ。こいつはなかなかリスキー・ビジネスだから慎重にならないとね。でも、大体はジクウォイ周辺だったね」。

移し替えの時に気が抜けなかったのか、また洗剤が悪影響を及ぼさなかったかと聞かれ、イジェホンは、「一晩置いておくわけじゃなし、素早くやれば気は抜けないよ。それに、洗剤はきれいに洗い流すようにしていたよ。この商売を始めたときから、俺たちはクレームを受けないように、顧客最優先でやってきたからね」。

イジェホンによれば、ビールの移し替えによる利益は、1ケースについて520ナイラ(1米ドル=約130ナイラ)程度であったという。味にはほとんど差はなく、前もって別物と聞かされていない限りはまずわからないそうだ。彼等は近所の目を避けてもっぱら夜間に偽物作りをしていたが、結局、近所からの通報が彼等の逮捕につながった。

以上、こちらの記事を最後の方は若干はしょり気味で紹介。

結構な手間をかけて、ひと箱で約4ドルの儲けというのは割がいいのか悪いのか。ナイジェリアの一人あたり国民総所得は年間350ドル程度らしいので、結構な稼ぎといえるのかも。それにしても、ラベルを貼り替える方が簡単なような気がするんだが……。瓶の格好が違うのかなぁ。今もコルクを使っているというのも、かえってコストがかかるような気がする。

何であれ、ナイジェリアン・スキャムの伝統というのは、こういうところにも脈々と育まれているのだなと、少々感激。インチキメールみたいに派手な数字をかますのではなく、実直な職人仕事である点も、なかなか好感が持てる。

元情報はこちらから。

投稿者 webmaster : 2006年02月23日 17:41

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