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毎日新聞を読んでいたら、ベタ記事に「物理五輪:洛南高生銀メダル」という記事を見つける。はじめ、「洛南高生」が何のことやら判らず、高知東生みたいな固有名詞かと思ってしまった。予想していないところで脈絡抜きに目にしたモノだから、この高校の二期生である私にしてとまどってしまったのである。名前になじみのない人なら、訳がわからなかったのではないか。そのためか、ウェブ記事(ウェブ魚拓キャッシュ)の方は少しだけ判りやすい。
物理五輪というのはどんな形で行われるのか知らないが、中身は何であれ、世界を相手にした勝負事で結果を残したというのは目出度いことで、ましてそれが自分の出た学校の後輩だというのはまことに喜ばしい。おそらく、受験というような目先のことだけを目的にせず、学問そのものを楽しむ姿勢を育てる雰囲気があるのだと思いたい。私が在校していた頃には、考えられなかったことである。
何しろ、私が入学した頃は主要科目の教師をそろえるのが精一杯で、物理の教師は代役で仕方なしにやっているような人だった。ちょっとひねった問題になるともう説明できず、例えばキルヒホフの定理をノートから書き写すことは出来ても、それがLC回路を含んだ高周波の場合になると絶句してしまう。生徒の方も気の毒になって、教師抜きで参考書を囲み、自習していたのである。
学校側もこれではイカンと思ったのであろう。京大のポスドクをバイト教師に雇ってくれたのだが、今度はこの人が全く高校のカリキュラムを知らない。「電子線をポテンシャルVで金属箔に照射した場合、偏位角θに散乱する確率がどうのこうの」などという問題を、微分方程式を立てて説明し始めるのである。結局、物理は全て自主カリキュラムだった。考えてみれば、あそこで無意味に教師の権威を振り回さず、やりたいようにさせてくれた学校側は立派だったとも言える。
あれからはや30年以上たち、世界に通用するような俊英をサポートできる学校になったらしい。もしかしたら、私らの時みたいに、生徒が勝手に自分のやりたいことをやるのを鷹揚に認めるという雰囲気が根付いているのかも知れない。もしそうだとしたら、あの銀メダル獲得のそもそもの発端を作ったのは、私らだということになるかも。
投稿者 webmaster : 2006年07月17日 22:45
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共学化?
そんなことしたら、あの手癖の悪い坊主たちがどんな問題起こすか……。(←本気で心配している)
投稿者 webmaster : 2006年07月18日 12:24
洛南と言えば、平成18年度の中高校入試から女子生徒の募集を始めて男女共学になるそうですね。学校の雰囲気が変わりそう。
投稿者 くろにゃん : 2006年07月18日 01:27