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今年のツール・ド・フランスは実に妙な展開で、なんか日本のアマチュア初心者レースを見ているような印象だった。というのが、個々の選手やチームが、ほとんどイニシアティブを取ろうとせず、「ま、どうせ誰かが出てくるんだから、この程度やっときゃいいわ」という、ある意味日本型談合風展開を見せていたのである。
私が勝つのではないかと予想していたフロイド・ランディスも、第11ステージで総合トップになりつつも、何故か次のステージでは意味不明にトップを譲ったりして、なんだかリーダーとして引っ張る姿勢が今ひとつだった。またマイヨ・ジョーヌを取り返したと思えば、16ステージであれよあれよと失速したりして、なんだかサイクルレースの阪神タイガースとでも言える雰囲気。
やはり、ランス・アームストロングという偉大な選手がいなくなって、皆どうしたらいいかよく判らんのでしょうな。そういえば、グレッグ・レモン連覇後の91年にも、似たような展開があったような気がする。そういう隙を狙ったのか、阪神タイガース的意外性を意識したのか、フロイド・ランディスが17ステージでは神懸かりの活躍を示すのだから、このジャンルはよく判らない。
いま、今日の個人タイムトライアルを見ながらこれを書いている訳だが、フロイド・ランディスが着実に勝利への地固めをしているようである。弱いチームを抱えた有力選手のセコイ戦術か、様子眺めの他チームの隙をついた見事な戦略なのか、なんであれ勝ったものが偉いこの世界、素直に新ヒーローの誕生にエールを送りましょう。
8月10日の付記:なんて書いていたのだが、8月6日の時点で、例の神懸かり走りの日に、テストステロン系薬剤使用の疑いがほぼ確実となり、タイトル剥脱となる可能性が高いという。本人が言うように、一回飲んだら急にビュンビュン走れるようになる薬とはとても思えず、仮に使ったとしても実に不思議な振る舞いといえる。ホント、何だったんですかねぇ。(Link)
投稿者 webmaster : 2006年07月22日 23:56
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