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連休はゲストを迎え、あちこち引きずり回されて、いささかグッタリである。洒落たレストラン巡りもいくらかやってみたのだが、そればかりだと身体と財布にこたえるので、買い物によったショッピングモールにあった、「無添くら寿司」なる回転寿司屋に入ってみた。
私は刺身というものがあまり好きでなく、いわゆる普通の寿司屋に自分から行くことはまずない。気難しそうな店主も、それに媚びるような客の態度もサービス業種で許されることとは思えぬし、なにより「時価」と書いてあるだけの、値段も判らぬものの注文を迫られるのは、貨幣経済原則を踏みにじる暴挙だと思うのだ。
こと医療分野になると、医者は横暴だ、患者に説明もせずに自分のやり方を押しつけるなんて騒ぐ人がいるのに、寿司屋では店主に「シロートはだまってな」なんて言われても怒りもせずに「職人だねぇ」とへつらった笑みをみせたりする。完全なダブルスタンダードである。その点、回転寿司は中身も値段も完全開示されているし、私みたいにイワシとサンマ、後は一部の加熱した魚と納豆と玉子だけなんて人間でも、白い目で見られることもないのである。
この「くら寿司」で驚いたのはその徹底的なシステム化である。注文は座席にある液晶ディスプレイから行い、品物が流れてきたらビープ音で知らせてくれる。皿の裏にはQRコードシールが貼ってあり、客が回収口に放り込んだ皿の数をカウントする。
このQRコードは精算だけでなく、寿司自体の管理にも使われているようで、一定時間が過ぎると工業生産ラインのベルトコンベアから不良品を取り除くように、流れていた皿がガチャンと奈落の底に沈んでしまう仕掛けになっているのである。
たまたま、私たちの案内されたテーブルがその回収機構のすぐ横であったため、食い物としての本懐を果たせずに無念の最期を遂げる寿司たちを眺めながらの食事となり、極めて複雑な思いに浸らざるをえなかった。彼らを救うためには食い続けるしかないと、普段ならまず食わないようなネタまで、必死に食うことになったのは言うまでもない。
それでも1人平均千円足らずで済むのだから、まことにリーズナブルな値段である。その上、テーブルに着いている「びっくらポン!」というゲームで二回も賞品が当ってしまい、世の中捨てたものでもないと、ささやかな幸福感にひたれた連休なのであった。
投稿者 webmaster : 2006年09月19日 21:29
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「ダブルスタンダード」(並立標準)に対して
「デュアルスタンダード」(二重標準)というのはどうだろう。
と、話をなおかつ面倒にする。
美容整形など典型的なような気も。
既に議論も袋小路に陥りつつあるのであえて混ぜ返します。
いえ打ち切りたいからですが。
投稿者 小狸工房 : 2006年10月02日 20:26
世の中には色々なサービス業種があります、
生命や健康に関するものもあれば人生に直接関わってくるものもある。
けど「客本位であるべき」というのは業種を問わず共通していますよね。まあそれが正しいかは別として、
それを前提にこの先生は話していますよね。
そういう意味でダブルスタンダードと言っているだけでしょう。
それをダブル~と言ってはいけないなら、
もう言葉の使い方の問題でしかないと思うんですが。
投稿者 とおりすがり : 2006年10月02日 04:23
すみません、一言だけ。
>スポックさま
webmasterさまのご意見がそういうことであるのは理解しています。
ダブルスタンダード云々の部分が無ければ、特に反論は無いのです。
投稿者 B-51 : 2006年09月25日 15:24
何となくB-51様が勘違いしておられるような気がしましたので、失礼を承知で横レスを入れさせていただきます。
まず、こちらの先生は、本文でもコメントに対するレスでも、寿司屋も医者も同じサービス業なのだから「サービスが悪ければ客が文句を言うのが当然である」と書いておられます。 しかしB-51様のコメントを拝読させていただいくと、「寿司屋に対して文句を言わないのなら医者にも言うな」に対する反対意見のような論調で書かれているように感じます。先生は一言も医者に対して文句を「言うな」とは書いておられません。寿司屋に対しても(さらに役所に対しても)文句を「言え」と書いておられるのです。この点が噛み合っていないように私には思えます。見当外れならばごめんなさいです。m(__)m
投稿者 スポック : 2006年09月24日 23:27
>あまり楽しくない論争でもあり、「わさび抜き」のリクエストもあることなので、このあたりにしておきましょう。
と言うことですので最後にします。
#私としては続けたいところですが
もし、こういった議論はこちらのBLOGに不適切であるのなら削除してください。
今後投稿は控えますので。
>寿司屋だって最初に行くときはわからないですよ。同じことです。
これに対しては
>>飲食店とかなら、失敗しても(食中毒とかにならない限り)次の日には忘れることができますが、病院で変な治療とかされたらそういうわけには行かないでしょう?
と言うことです。(特に歯医者や外科治療)
>「『病院すべてが患者本位でない』状況になったら、困りますよね?」なんて、あり得ない仮定をされる理由もわからない。そうじゃないんだから。
現状はそうではないですが、一昔前は似たような状況だったと思いますが。
少なくとも、私にはそのように感じていました。
だからこそ、世論として医療従事者に「もっと患者本位の姿勢をとってほしい」と言う意見をもったのではありませんか?
火のないところに煙は立たないものですよ。
「一部の頑固職人系すし屋は許容される」のに「一部の非患者本位な病院は許容されない」というところに、ダブルスタンダードを感じるのであれば、
>>ある程度特殊な治療とかになると、通院できる範囲での選択肢は極限られているという状況も実際に大いにありえます
という状況もあるわけで、すし屋と病院に対して求めるレベルが違っても当然だと思いますが。
最初にも書いたように、町医者レベルにそこまで求める意見を余り聞かないのはこういう理由からでしょう。
#町医者レベルなら大抵の人に複数の選択肢がある
>代替があろうがなかろうが、利用者は提供されるサービスに疑問をぶつける権利があるし…
その通りでしょうね。
病院に関しては、自分で選べない場合も多いor過去どこに行っても似たような対応だったから「改善してほしい」という声が世論から上がったのではないのでしょうか?
私はそのように感じます。
これはすし屋とは状況が大きく異なりますので、別にダブルスタンダードだとは思いません。
投稿者 B-51 : 2006年09月22日 12:33
>(病院に)最初に行くときは分からないですよね?
寿司屋だって最初に行くときはわからないですよ。同じことです。
「『病院すべてが患者本位でない』状況になったら、困りますよね?」なんて、あり得ない仮定をされる理由もわからない。そうじゃないんだから。
役所がちゃんとした対応を出来なければ、住民はただ我慢するか、国を出るしかないと言うような発想も私の理解を超えています。
代替があろうがなかろうが、利用者は提供されるサービスに疑問をぶつける権利があるし、提供側はそれにこたえる義務がある。それが恣意的になされるのは、ダブルスタンダード以外の何者でもありません。
あまり楽しくない論争でもあり、「わさび抜き」のリクエストもあることなので、このあたりにしておきましょう。
投稿者 webmaster : 2006年09月21日 23:03
わさび抜きでおねがいします。
投稿者 まかない : 2006年09月21日 22:50
>この一見正論のようで、完全な勘違いが日本の医療を旧態依然たるものに止めている最大要因だと思いますね
そうでしょうか?
もちろん病院も沢山あるので、いやな対応をされるところは避けることはできます。
でも、最初に行くときは分からないですよね?
飲食店とかなら、失敗しても(食中毒とかにならない限り)次の日には忘れることができますが、病院で変な治療とかされたらそういうわけには行かないでしょう?
もちろんちょっとした風邪とか打撲程度なら一般サービス業と同じように捉えることは可能だと思いますし、治療技術とかとは別のところ(単に窓口対応が悪いだけとか)に関しても一般サービス業と同じではあるでしょう。
ただ、ある程度特殊な治療とかになると、通院できる範囲での選択肢は極限られているという状況も実際に大いにありえます。
また、今回の話では「業種」ごとの特徴としてのお話ですよね。
ですから対比は、個別の店/病院ではなく、業界としてのすし屋-病院という比較です。
「すし屋すべてが客本位でない」状況になったとしても、別に困る人はそんなに居ません。
いやなら行かなければいいだけで、その場合すしが食えないだけです。
でも、「病院すべてが患者本位でない」状況になったら、困りますよね?
(納得できなくても)我慢して医療行為を受けに行くか、それとも医者に掛からず済ませるか(=場合によっては悪化して取り返しが付かなくなる)って話になりますよね?
そして、医者に対する批判が根強いのは、過去の日本においては「病院」という業界“全体”が「患者本位ではない」状況にあったからでしょう。
まあ、例えるなら役所の窓口とコンビにの接客のようなものでしょう。
とあるコンビニの接客がまずければ、私は別のコンビニに行きますし、コンビに全部がまずいならば、極力コンビにでは買い物せずにスーパー等に行くでしょう。
でも、役所の窓口対応はいくらまずくても引っ越さない限り避けられません。
さらに全部の役所がダメなら、もう国外に移住するしかありません。
病院とすし屋も同じようなものでしょう。
このように利用者から見た依存度/代替性がまったく異なるのですから、それぞれに社会が求めるものが違っても、別に「ダブルスタンダード」ではないと思いますよ。
投稿者 B-51 : 2006年09月21日 12:04
映画「リトルショップオブホラーズ」にはサディストの歯科医も登場しますが。
「オイラのママが言ったのさ
「お前は牧師にはなれません」
だからオイラは歯科医になったんだ
お前は特別に麻酔抜きだ!」
投稿者 小狸工房 : 2006年09月21日 00:18
>すし屋なんかは別にいやなら行かなければいいだけ……病院の場合は病気になったらいやでも行かなきゃ行けないわけ
この一見正論のようで、完全な勘違いが日本の医療を旧態依然たるものに止めている最大要因だと思いますね。なんでこんな風に考えることに、疑問を持たないんだろう。
サービス業なんだから、この業態はまったく同値。病院は別に一つしかないわけではありません。
勿論、わざわざ不愉快な思いをしたい人は、勝手にすればいいのですが。
投稿者 Webmaster : 2006年09月20日 22:12
>完全なダブルスタンダードである。
すし屋なんかは別にいやなら行かなければいいだけのことですからね。
(回転寿司でない)普通のすし屋が、すべてそういった「頑固職人」系の親父がやっていたとしても、別に問題は無いでしょう。
でも、病院の場合は病気になったらいやでも行かなきゃ行けないわけで、その差は大きいと思います。
まあ、中には病院に対しても「小難しい説明をくどくどされても分からないから何も言わずに薬を出してくれればいい」って人もいるので、都市部の町医者レベルならそういう病院があっても別に問題は無いんじゃないでしょうかね。
#おそらくは淘汰されてしまうでしょうが
投稿者 B-51 : 2006年09月20日 11:17
回転寿司で回収された寿司は、シャリだけ捨てて乾燥したネタは水洗いしてまたネタケースに戻るようですよw
投稿者 Q : 2006年09月20日 11:04
いやー、「シロートはだまってな」なーんて言う寿司屋、今時ありますかね?? 笑
僕(40代)が子どもの時、近所の流行ってるんだかわからない場末の寿司屋はそんな感じでしたけどね。接待で寿司屋いくことも少なからずありますけど、そんな横暴な寿司屋は最近は無いと思いますよー。食わず嫌いにならず、行ってみたどうでっか??
投稿者 saury : 2006年09月20日 09:50
昨日(正確には一昨日)W先輩に回転寿司に誘われました。
まだ一度も「回転寿司」なるものに行った事が無かったので誰かを誘って行ってみたかったのだそうです。
なんだかんだで二人して六千円近く食べてきたのですが、さすがは先輩、ネットを駆使して回転寿司に関する情報は事前にみっちり仕入れていたのでありましたが、
さすがにケーキやまんじゅうまで流れてきたのには魂消ていました(笑)。
ゼリーも食べてました(笑)。
プリンの代わりに茶碗蒸を注文しました(大笑)。
先輩、御馳走様でした。
↑私信に使うな
投稿者 小狸工房 : 2006年09月20日 00:38
くら寿司はハイテク&機械化による、現代日本らしぃコスト削減の成功例ですね!
はかせのお勧めは、同じ回転寿司でも渋谷の築地本店です。こっちの方は、中国人など外人部隊で人件費を抑える人海戦術で、成功しております。
ネタはくらよりも新鮮かと思います。一皿105円なのは同じです(トロだけ一人二皿限定です)。バーコードなどはついておりません。皿のカウントも店員の手動で行うローテクなものですw
これらは、正解にたどり着く道はひとつではないって事を我々に教えてくれる良い教材ではないでしょうか?
ただ、食事時は結構混むので、16~17時の時間帯を狙うのがお勧めでありますw
投稿者 はかせ : 2006年09月20日 00:26