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アメリカ合衆国の大統領府をなぜ「ホワイト・ハウス」と呼ぶかといえば、それはごらんの通りメインの建物が白く塗られているからだ。白く塗られるようになった理由も、昔から何度も語られる。
第二次独立戦争とも呼ばれる米英戦争(1812-1814)の際、英軍はワシントンを陥落させ、合衆国の政府関連施設は皆丸焼けになり、それは大統領府も同じであった。再建の際に、残った石作り外壁の焼け焦げを隠すため、白ペンキで塗りたくったのが由来なのだと。
ところが、この皆が知っているつもりの常識は、実は神話なのだという。Wikipediaの米英戦争の項目には「大統領官邸を改修する際に、このときの焼け焦げを隠すために真っ白なペンキを塗ったことから、大統領官邸はホワイトハウスと呼ばれるようになった」と書かれているが、「ホワイト・ハウス」の項目をみると、この説を紹介した後、「これには異説があり、現存する “White House” の初出は1811年のもの」という注釈がつけられている。
大統領府の着工は、まだ首都がフィラデルフィアにおかれていた1792年のことで、竣工はジョン・アダムズが第二代大統領になっていた1800年であった。この建物は、地元で切り出したあまり質のよくない砂岩を外装に使っていたため、冬の嵐で劣化しないよう、まだ建築中であった1798年にはすでに表面を白ペンキで塗装していたのだそうだ。
実際にホワイト・ハウスという名前が、呼び名として定着したのは米英戦争後であったものの、Wikipediaにあるように、1811年には英国使節の本国への手紙で、既に用例が見られるという。なお、正式に政府がホワイト・ハウスと命名したのは、1902年、セオドア・ルーズベルト大統領の時である。
などと、えらく一行知識的なことなんかを書いてみた。実はちょっと前まで、ホワイトハウスの由来を英軍による焼き討ち→焼け焦げ跡ゴマカシ説で固く信じていて、それが違うというのに、えらくショックを受けてしまったのである。
この説の仕入れ先は、当然我らの世代のバイブルであった少年雑誌なので、それが神話だったというのは、相当なダメージである。なんか、整合性に満ちた前思春期のイデア世界が、また一つ失われてしまった気分だなぁ。<参考1.2>
投稿者 webmaster : 2006年12月11日 22:31
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漫画でなくても、「欄外」の豆知識で、それを信じていたら、あとから大恥かいた例はいっぱいありますよ。お陰で、信じていたものが嘘と分かったときの誤摩化し方を覚えましたが、、、、、、某大統領にはこの技術が足りなかったのかも知れませんねえ。
投稿者 元院生 : 2006年12月12日 01:44
連載マンガの欄外にある豆知識の類でありますね。
雑誌によると今でもあるけど。
あの当時に比べると幾分実用的な情報も多くなりましたが。
それとも巻末の特集記事とか。
「ワイアット・アープとドク・ホリデー」なんて読み物に心ときめかせたものですが。
などとゆー記事を鵜呑みにして、ある世代には常識と化したエピソードが実は真っ赤な都市伝説だったということが多々あるもので。
こちらの世界でよく俎上に挙げられるのが戦記物が流行った頃の少年雑誌の読み物記事で。
特に独軍車両や英軍戦闘機に関する解説の出鱈目振りには感歎するものがありまして(笑)。
投稿者 小狸工房 : 2006年12月11日 22:54
ま、クリスマスツリーも飾りがないとそこらの木と同じですから。
投稿者 まかない : 2006年12月11日 22:46