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2006年12月15日  ベルギー独立戦争勃発? [社会・歴史, ウェブサイト]

12月13日、ベルギー国営TV放送"La Une"(ベルギーはワロン地方と呼ばれる南部のフランス語圏と、ドイツ語系言語を話す北部フラマン地方に二分される。"La Une"はワロン地域向けの放送局である)、通常放送予定番組を突然打ち切り、緊急放送を開始した。それによれば、フラマン地方が一方的に独立を宣言し、ベルギー連邦制の終わりを告げたのだという。

緊急ニュースはさらに続き、ベルギー王室のアルベール二世は追放され、ワロン地区との間に国境線が作られ、一切の交通が遮断されている、不隠事態に備えて警官隊が新国境線に結集している。何人かの政治家にインタビューが行われ、その中にはワロン地区政党の党首も含まれていた。

人々はパニック状態になり、放送局や政府当局への問い合わせが殺到した。フランスの新聞、ル・モンドやアメリカのCNBCはこのニュースに重大な関心をよせた。

ところがその一方、フラマン地方や肝腎の「国境」では、何事もなく静かなままだったのである。

緊急放送が半分過ぎた頃、今までの放送内容は緊急ニュースなどではなく、いわゆる「ドキュメンタリー風フィクション」であることが告げられた。一般大衆に差し当たっての政治問題、とりわけ行政区分の再編問題や、EUにそれぞれ単独州として加盟するかどうかという議論を印象づけるためだったというのである。(言うならば、英連邦を構成するスコットランド、イングランド、ウェールズ、北アイルランドがより独立性を高めようとしているのと同様の状況があるのだ)。

想像がつくように、放送終了後、政治状況には一斉に火がついた。政治家はこの放送を暴挙、恥知らず、権威の濫用、無責任、耐え難い愚行、等々と非難した。分離主義と王室への疑問というのは、政治的には繊細な問題なのだ。

この放送はベルギー史上、放送局によって行われた最大のデマであった(政府はもっとひどいデマを平気で流したことはあるが)。本当の動機は何だったのだろう?

個人的には、放送への反応はいささか極端なものであったと思う。ワロン地区は今のところ、極めて強固にフラマン地区と結びついている(依存しているというのはPC観点からはばかられる)。実際に分離すれば損害の方が大きいだろう。それも経済的というよりは政治的に。

今後、かなり困難な課題を討議して解決しなければいけないのは事実ながら、実際に「独立宣言」が出されるようなことは遙か彼方のことであろう。もちろん、ベルギーのような超現実的国家においては、どんなことでも起こりうるのではあるが。
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以上、たまたま読んだ都市伝説サイトのフォーラムに投稿されていた文章を全訳した。裏を取ろうとベルギー放送局"La Une"のサイトなどを調べてみたが、どうもその関連記事らしきものは見つかるのだが、惜しむらくはフランス語なので、何が書いてあるかよくわからん。

少なくとも上のフォーラム投稿は、一昨日行われた「ドキュメンタリー風フィクション」と、その背景や影響を正しく告げているようである。世の中、世界のあちらこちらに紛争の火種は尽きないらしいと、今更のように再確認させてくれた投稿でありました。

なかなか文章もうまく、要点を上手にまとめてあるのだが、相手がアメリカ人では、ちょっと反応は鈍かったようだ。今のところ、唯一のコメントが「あそこで戦争するなら、一本ダイナマイトがあれば、国全部を破壊できるんじゃないか?」というものだけ。

お前それ、オランダと勘違いしているだろ。

投稿者 webmaster : 2006年12月15日 13:01

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コメント

字面では、ダイナマイト一本で一国全部をblow up出来るということなんですが、どう見ても、オランダと勘違いして、堤防を破壊すれば終りという話なんだと思われます。

なんせ相手はアメリカ人だもの。

投稿者 webmaster : 2006年12月16日 01:24

オランダをダイナマイト1本て…
堤防でも爆破するのでしょうか。とりあえず水浸しにはできますね。

投稿者 こっとん : 2006年12月16日 01:09

 まぁエイプリルフールで火星人が攻めてきたというラジオ放送にパニックになった、どこぞの元開拓民(広義の不法移民どもかな)のアフォさ加減と比べてどうなの?って気はしますけどw

 こういうのをネタとして楽しめないのは、結構未だにわだかまりが結構強いということでしょ~か?

投稿者 はかせ : 2006年12月15日 22:54