« ベルギー独立戦争勃発? | メイン | 飛行機はトレッドミルから離陸出来るか? »

2006年12月16日  あなたのウェストサイズは健康を損なう危険があります [医学・科学関連]

oversized_waist_s.jpg

12月16日発刊のBMJ最新号掲載論文。米国と同様、英国も深刻な肥満問題を抱えており、それを解決するため、グラスゴー大学の代謝医学専門家、ナビード・サター教授が政策的なアイディアをまとめたもの。直接論文内容は読めないので、それを取り上げた新聞記事を紹介。

サター教授によれば、英国国民の半数以上は体重オーバーで、5人に1人は病的肥満といえるらしい。肥満者は健康リスクが高く、医療費を全体で9%上昇させると見積もられるという。肥満を解消するためには個別的対応だけでは十分ではなく、政策的な対策が早急に必要だというのが教授達の主張である。

彼らがまず唱えるのは、すべての食品製造業者にカロリー表示を義務化すること。これは、レストランメニューやスナック、ケータリングサービスで提供されるものも同様。次ぎに、郊外に道路を作る時にはかならず自転車専用レーンを作ることを義務化する。そして、住宅地開発の際には、スポーツ施設と運動緑地併設を義務にする。

教授たちはほかにも、効果の証拠もない痩身グッズの販売禁止とか、夜9時以降のスナック菓子TV広告の禁止、食品のカロリーに応じた「高カロリー税」の創出などを提案している。

そして一番ユニークなのが、男性用の衣服ではウエストが102cm、男児用は92cm、女性用は88cm、女児用は80cmを越える既製服には、警告文を付けて売ることを法制化するというもの。そういう警告を値札まわりにつけるようにいっているのか、もしかしたら衣服そのものにくっつけられるように提言しているのか、その辺はよく判らない。

当然、ズボンに「このサイズを穿かなければならないあなたは、健康に問題を起す危険が高いですよ」などと、デカデカと書いてあるのが一番効果的だと思いますがね。私の場合、今のところ警告つきズボンを買わなくてもよさそうなので胸をなでおろした次第。でも、日本の基準だとダメみたいだけど。

投稿者 webmaster : 2006年12月16日 22:51

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://med-legend.com/mt/mt-tbcba.cgi/974

コメント

衣類に警告を書くってのは素晴らしい! いや、肥満多いですよ。ほんとうに。
ちなみに北欧では食品のカロリー表示は既に義務化されています。
自転車通勤にはbenefitがあって、僕の所では月に10回以上(片道だけでよい)自力で通勤したら無条件に映画券がきます。また、職場によっては、1年間の健康増進(脈拍など)を3人チームどおしで競い合って、一番良かったチームのメンバーに休暇を5日余計に与えるキャンペーンとかもありますが、しかし、残念ながら、車通勤のガソリン代は(所得税の)必要経費と認められても通勤用の自転車やジョギングシューズは必要経費に認められていません。税金の高い国ですから、税制度を弄くれば一気に肥満が減ると思うのですがねえ、、、。


投稿者 北欧在住 : 2006年12月17日 00:38