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2007年01月12日  米国アマチュア無線資格のモールス技能廃止 [ニュース]

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いささか古いニュースながら、時代の変化を感じ入るものだったので紹介。

2006年12月19日、米国連邦通信委員会(FCC)は、上級から入門級すべてのアマチュア無線技師資格について、モールス符号技能を要求しないこととする決定を発表した。この決定は本年2月から有効化される。

日本ではたしか昨年だったか、モールス符号の技能試験に二度目の簡易化改革が行われたが、それでも一級アマチュア無線技師の場合、25文字/分程度の欧文を受信する能力を要求していたはずである。この簡略化に対して、ずっと昔の欧文と和文両方を要求されていた時代に1アマをとっていた人からはかなりの反発があったと聞く。

私は子供の頃に電話級資格を取ったが、高校生の頃には何となくこの趣味から離れ、かなりのオッサンになってから2級を取り直したものの、和文モールスを覚えるのが面倒くさくて1級は取っていなかった。10年ちょっと前に和文が要求されなくなった時、早速取ったものの、古手のアマ無線家に嫌味をいわれて、かなり不愉快な思いをした覚えがある。肉声なのにその場限りのコンタクトをやっている連中には、遠回しのレトリックを使うような能力はないのだ。

アマチュア無線業界というのは、趣味にしない人は判りにくいかも知れないが、4級(旧電話級)をとって友人との連絡に使う程度で短期間のうちにやめてしまう人は別にして、何となく特殊なライフスタイルにこだわる変わり者が多く、多くは新参者に手厳しい。LinuxなどのFAQページに寄稿する人の初心者に対する、一種独特の横柄さを想像してもらえばいいかも知れない。

そんな連中が心のよりどころにしている難関資格が緩和されるのだから、心穏やかではいられなかったのであろう。4級しかないのに違法ハイパワーの高機能無線機をつかうため、世界中にその電波が届きつつ、モールスで呼びかけても全く反応がないので有名な日本のアマチュア無線業界がモールス技能を残したのも、そういうベテランのメンツを考慮したものであろうか。

今回のFCCの決定に対して、向こうの熟練アマチュア無線士たちが反発しなかったのか、あまり報道されない内容だけに興味は尽きないところである。決定自体は誠に当たり前のことで、いくらでも別の通信形態を選べるのだから、こんなプリミティブな能力を義務化する必要がどこにあるのかと私は思う。ネットの時代に、「朝日のあ、イロハのい」と全部言えないといけないといってるようなもの(知っておくと便利ですが)。

そんなわけでオチはないものの、アマチュア無線という特殊芸能の世界の中でも、今や和泉宗家か今春流かという超古典芸能になる運命を決定付けられた、モールス符号へのオマージュが込められたこのフラッシュで〆とすることに。

投稿者 webmaster : 2007年01月12日 23:01

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コメント

某所で電信関連の話題がちょいちょい挙がるのはこーゆーワケだったんですね
自分も中学生の時に電波管理局まで出向いたクチで、
変わり者の父親の英才教育を受けました(w)

なんどか
「若いねー講習?」「いえ試験・・・」「あそー」
という微妙な会話を交わした覚えあります

投稿者 York me tell : 2007年01月13日 07:27

SOS だけで良い気がするけど。あれって、山で遭難しかかった時にのろしか笛で合図するのに便利。いや、使った事はないけど、登る前の精神安定剤みたいなもので。

投稿者 元院生 : 2007年01月13日 04:16

居酒屋でチチンコンコンチンコンコンと皿を叩き合うジジィが二人。
これが離れたテーブルで居合わせたもと通信兵が昔話に花を咲かせているのだと気が付いたのは偶然その場に出くわした気象庁職員。

やはり当時通信技師だった老人は眠りながら打電していると奥様が。
何の夢を見ているのやら。

投稿者 小狸工房 : 2007年01月13日 01:26