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2007年02月05日  宇宙では昆虫食がトレンド [医学・科学関連, ニュース]

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「金融情報専門の通信社」であるという、テクノバーンのサイトに、「日本人研究者が論文発表、宇宙での栄養補給には昆虫を食べるのが最適」なる記事が掲載されていた。

これはAdvances in Space Researchという宇宙開発専門誌で発表される予定の論文を紹介したもので、スペースコロニーで動物性タンパクを得るためには、食物連鎖上位の動物ではなく、昆虫を食べるべきだとの主張だという。

記事では研究者の名前も判らないので、早速ASR誌の草稿ページを調べると、宇宙航空研究開発機構の山下雅道教授のグループによる論文だというのは判ったのだが、残念なことに抜粋も示されていない。

その代わり、同グループが昨年の「宇宙利用シンポジウム」で発表した論文(PDF)が見つかり、それがどうも同じような内容らしいので紹介してみる。

といっても、内容は極めて常識的とも言えるものだ。例えば火星探査を行う場合、「100人20年の規模での居住の要求にこたえる農業システムを構築」する必要が生じる。それもコスト面や技術的限界から、大量の生物種や資材などは持ち込めないわけで、小規模でも効率的な循環システムでなければならない。

牛や豚などの食物連鎖上位の動物を使って畜産を営むのは、乏しい農業生産物を人間と競合することになるため現実的ではない。そこで考えられるのが、樹木や非可食バイオマスを食料とする昆虫(もっぱらカイコとシロアリが有望と考えられている)を食べることである。さらに昆虫の糞を飼料にして、養鶏や養殖水産を行えば、人間にとっての栄養バランスはさらに改善する。

山下教授グループが推奨する宇宙食の素材は、「米、ダイズ、青菜(コマツナ)、イモ、カイコのサナギ(50g/day)、キノコ(シイタケ・キクラゲ)にくわえてニワトリの肉小片・卵」というものである。

宇宙に進出する人類は、なんか銀色のボディスーツみたいなのを着て、錠剤食を取るようなイメージを持ってたんだが、本物の宇宙食は昭和初期農村風だったんですな。クルーの作業も、打ち藁を編んで居住区保護バリアーを作るとか、宇宙服のほつれを天然真綿で補修、なんてのがメインだったり。

本格的な火星居住調査が始まれば、その探査クルーには長野県人が占める率が異様に高くなるに違いないという予測に、100万オカイコサマユニット。


投稿者 webmaster : 2007年02月05日 21:33

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トラックバック時刻: 2007年02月06日 21:15

コメント

八坂書房「虫の味」はすばらしいです。
宇宙で昆虫食って、士郎正宗は十数年前に騒いでいたような。
ミーハーですいません。

投稿者 やまぷ : 2007年02月09日 12:32

シロアリに関しては
「なんだかクルミの味に似ているな」
「そうよ、実は栄養価もクルミに近いの」
と、確かマイケル・クライトンの「失われた黄金都市」に。

しつこくも僕が子供の頃にはクロレラもずいぶん話題になりましたが、人間には消化しづらいと。
これも味はどうなのだろう、青汁が主食とか。
食用植物をカルス状態で栽培する技術の確立を望む。

僕は宇宙パイロットの夢は、本物の宇宙船の居住空間の狭さに閉口して断念しました。

投稿者 小狸工房 : 2007年02月07日 00:24

昆虫食といえば↓。
http://musikui.exblog.jp/

投稿者 Sekizuka : 2007年02月06日 17:38

お蚕様かぁ~
桑の葉だけ!
みたいな好き嫌いのある蟲はダメですぜ。
何でも食べる奴でないとw 
ミミズとかゴミムシとか おぉ!先のゴキちゃんもそうですね。

火星表面の日射でも育つ シダ類、粘菌類、コケ類と それを食べて増えるシロアリ。
主食はシロアリとキノコのスープ?

子供にありがちな、『宇宙飛行士になる!』といった夢は儚くも崩れ去る事になるのですね。

投稿者 lulu : 2007年02月06日 16:03

 蚕の蛹は、正直おいしくないですねえ。蛋白素材として加工する技術の確立が望まれます。でもそうするとエネルギーが余分に必要になってしまうのか。

投稿者 長野県出身者。 : 2007年02月06日 11:20

そのうち「蚕味のカロリーメイト」が発売されるかも知れません。ないないテレビで「ダイエットに効果がある」と放送すれば、飛ぶように売ますよ、きっと。

投稿者 スポック : 2007年02月06日 09:26

僕は火星には行かないから昆虫を食べずに済む、、。

まてよ、地上試験の時に、試食させられる可能性はあるか、、、。

投稿者 元院生 : 2007年02月06日 03:11

ウルトラマンでは宇宙パイロットは背広に着替えて鶏の丸焼きを食べていましたが。

ベジタリアンの一団からクルーを選出したほうが話が早いような気も。

投稿者 小狸工房 : 2007年02月06日 01:24

昔、ロシアとかは錠剤だけ飲んでればいい宇宙食を究極として開発してたんですが、コスモノーツのモチベーションなんかもあり、結局は缶詰に落ち着きましたね。
ISS(国際宇宙ステーション)では11日ローテでメニューが回ってくるそうです。
補給フライトがある直後だけ生ものが食べられるとか。
欧米日はオレンジやりんごをリクエストするんですが、ロシア人のリクエストダントツトップは玉葱とか・・・。
あんなものかじってどうするんでしょうか。

投稿者 通り : 2007年02月06日 00:04

ゴキブリの生命力から考えると、もしかしたら宇宙進出時の非常食になるのかも知れませんね。。。 スナック感覚でボリボリと。
 ただ、摂氏50度以上の熱で死ぬという意外にナイーブな一面も持っているらしいです。

生命力で言えば、クマムシも凄いですよね。クマムシのチャーハンとか作って。 でも小さいから、ふりかけ程度にしかなりそうもないし、、、

投稿者 ぼーだーふぉん : 2007年02月05日 23:29

カイコの蛹って・・・釣堀で撒き餌の団子に混ぜてある奴だぁぁぁぁ。そういやここ数年釣りにも行ってないや。
なんか開き直ったら、何しろもう打つ手ないし、ものすごー楽になったから、少しどっか遊びにでも行ってこようかなーなどとふと考えてみる。

投稿者 ネムネム : 2007年02月05日 23:01