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2007年5月31日  経頭蓋磁気刺激は夢の治療法となるか? [医学・科学関連]

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報道によれば、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、医療機器メーカーから出願されていた反復性経頭蓋磁気刺激治療(rTMS)機器に対して、今年中にも認可をあたえる可能性があるとのことだ。(こちらの記事は、偏頭痛専用機の写真を使うという混乱があり、もう一つ内容が怪しいのでご注意の程を)

これらの機器は、反復性の変導磁場を頭蓋表面から脳にあて、発生する過電流で中枢神経を刺激し、治療効果を表すという。昔からある電気けいれん療法と基本的には同じ原理ともいえるのだが、磁場を使うことで過剰な電気刺激を避け、無けいれんで必要最小限の刺激が行えるメリットがある。

対象疾患としては、うつ病、強迫性障害、精神分裂病、偏頭痛などがあり、それぞれについての最適な磁場照射をもとめる臨床研究が今も重ねられているが、副作用がほとんど認められないのはいいとして、良好な効果を示すものと、それほどでもない結果グループが混在している。

日本でも先行的な治験を行っている治療機関があるが、残念なことに、それほど赫々たる成果の噂は聞かない。このたび、FDAに提出された、メーカー発表の治験治療効果グラフを見ても、値段に釣り合う結果と言えるのか、首をひねってしまう内容だ。

仮に著効があるとして、一台1000万円以上にはなる刺激機器の元をとるには、かなりの治療費を設定しないといけないだろうし、日本で保健治療の対象になるかどうかは怪しそう。いっそのこと、エナメル線でも沢山買ってきて、エンヤコラと巻き上げ、刺激装置を自作しますか。

ただ、この装置には、あまり知られていない特別な効能があるので、それが世に広まれば、思わぬマーケットが展開するかも知れない。というのは、この装置で前頭葉を刺激すると、短期間だけではあるが、知的機能が飛躍的に上がるという報告があるのだ。

その一時的上昇は、記憶力や一般的認知力に止まらず、計算能力、文章能力、絵画描写力などの創造的な分野にも及ぶという。こちらにその体験をした、記者のリポート(英文)があるので、参考にして頂きたい。文章を読むのが面倒な人も、こちらのスケッチ画像の確認を見れば、いかにこのrTMSが一時的に描画能力を高めるかを、かなり納得して頂くことが出来るだろう。

そんなわけで、〆切寸前でパニくる物書きとか、大事な試験を直前に控えた受験生などを相手に、これをインスタント・レインマン製造器と銘打って、一時的天才に仕上げる商売をすれば、巨利を得られるに違いないと思うのだが、如何なものだろうか。<Via>

(注:報道によれば、なんて書いていたのだが、記事を読み直してみれば、べつにFDAが今年中に認可を与える保証なんて、どこにもなさそう。単なる、株価上昇狙いの風説記事かも)

投稿者 webmaster : 2007年5月31日 23:28

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コメント

北杜夫の「長い話・短い話」の中に、特別注文で作らせた巨大なコイルの中に患者を収めて通電するシーンがありましたが。
「なんと言ってもこのコイルは右巻きなのだ」
というのが治療効果の根拠だとか。

投稿者 小狸工房 : 2007年6月 2日 21:34

確かに、蘆原将軍の部下に配せられた場合の対策よりも、受験アイテムとして韓国や中国あたりで流行りそうですねぇ・・・
そうなると国産化されて、もっとあっちの方向にいったモノが見られそうな期待も大です。

投稿者 問題児 : 2007年6月 1日 05:18

もし、副作用が無くて、何度でも効果があるのならば、本当に素晴らしい刺激装置ですね。

投稿者 スポック : 2007年6月 1日 00:10