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2007年7月26日  DeepBreeze [医学・科学関連]


イスラエルの医療機器メーカーが開発した、新しい呼吸機能イメージングデバイス、DeepBreezeが、アメリカ食品医薬品局(FDA)にこのたび認可されたというニュース。<Link>

DeepBreezeは、被検者の背中に多数のマイクを貼り付け(画像参照)、呼吸音を二次元的に捉えて解析し、肺機能を映像化する製品である。左の映像は喘息発作時の気管支-肺胞の広がりを示したもの。

前半の吸気相では肺のふくらみが一様でなく、後半の呼気相は延長していて、下肺野を中心に喘鳴が生じているのが判る。なお、肺雑音は特性に応じた色のドットで示されるようになっていて、医学教育にはまことに有用そうではある。

医療革新につながる素晴らしい発明、と言いたいところだが、はっきり言って、医療現場からすれば、ここまで意味不明に検査を複雑化するだけの医療機器もまあ珍しい。そんなの、聴診器で聞きゃわかるでしょ。

製造元は気道狭窄、異物による気管支閉塞、肺移植後の肺機能評価、人工呼吸器の動作評価、胸水貯留、肺気腫、肺炎等々の検査適応疾患を並べ立てているのだが、わざわざこういうご大層な機械を使わなくても、今までのやり方でそう困難もなく、必要充分な情報が得られるものばかりである。

患者・家族にすれば、こういう動画で説明されたら多少は判りやすいというメリットはあるかも知れないが、そういうささやかな利点は、検査料で消し飛ぶことになるのは多分必定。こういうオモチャを欲しがるのは医者の常ではあるものの、ここまで自閉的なものがまかり通るのは、ちょっとどうかと思われる。

まあリアルタイムで肺のふくらみを見ていられるので、長時間の麻酔管理には役立つかな?スミルノフ教授に一度聞いてみよう。

投稿者 webmaster : 2007年7月26日 21:13

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コメント

これもまた、明日のコンピュータ診断への布石のひとつ、

かもしれません。

投稿者 小狸工房 : 2007年7月27日 03:18

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