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ドイツ人女性、モニカ・ミルテさん(44)は、多重人格障害と診断され、精神療法専門家であるペーター・ブレーカー(43)の治療を受けていた。彼女の状態はほぼ安定していたが、時に「キャスリン」、「フィニヤ」、「レオニー」という他人格が出現することがあった。
彼女(モニカ自身)の訴えによれば、ブレーカー心理療法士は病状につけ込んで性行為を行ったり、家事に使役し、自分のためにローンを組ませたりしていたという。
「ブレーカーは私以外の3つの人格がお好みで、彼女たちを自分の欲望のために利用していたのです。彼はキャスリンと性行為を行い、フィニヤを買い物に付き合わせて金を払わせ、レオニーからは休暇旅行のための金を貢がせていました」。
彼女がどのような経過で自分の「治療」に疑いを持ち出したのかは不明だが、彼女がブレーカーに説明を求めた時、彼は患者の個人情報秘匿の原則は、他人格についても適用されるとして、話し合いを拒否したという。彼女は警察に訴え、ケルン検察が捜査中である。検察庁のスポークスマンによれば、現在、強姦と詐欺容疑の適用が検討されている。<以上、デイリーメール記事から引用。一部略>
確かに「弱みにつけ込んだ」といえばそう言うことになるが、他人格に責任能力はないのかという疑問に、少々とらわれないでもない。なんぼ他人格であっても、預金口座は一緒だったはずだし……。人格間の相違点を明確化するのは、初歩的治療手順だし。もちろん、言語的レベルでのことだけど。
今のところ、日本ではせいぜいの所、一過性の幼児退行を示す人がいるぐらいで、本格的かつ持続的な多重性人格障害が出現した話はあまり聞かず、当面は関係ないとはいえる。逆にこういう病態に未熟な人ばかりなので、妙な事が起こるリスクは高いとは言えるかも。
治療者が治療現場以外のところで患者と個人利害がからんだ接触をするのは禁忌という、単純な精神科業界原則をたたき込んでおくべきでありましょう。というわけで、精神科医療殿堂、「他山の石」部門入り決定というニュースでありました。
投稿者 webmaster : 2007年8月 4日 11:51
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いつも楽しく拝見させていただいております。
「自分の借金は『覚えていない』」「人に作らされた借金は『気づいてしまう』」といったところが多重人格の病態の本質のように思えます。ドイツ司法がどのような判断を下すのか、興味深いです。
多重人格の患者様は時々見かけますが、(治療は引き受けませんが)手札が全部ジョーカーの相手とポーカーをさせられている気分になりますね。
投稿者 たま : 2007年8月 6日 09:34
イッセー尾形の一人芝居みたいな感じで、各人格が弁論時に主張始めたりすると面白そうですが。
あと、多重人格の人格全てが協調的ってのも見てみたいです。
投稿者 問題児 : 2007年8月 4日 16:00
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