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2007年11月28日  頭部爆発症候群 [医学・科学関連]

head_vi_s.jpg

頭痛に関する解説ページを読んでいたら、「頭部爆発症候群」"Exploding head syndrome"(EHS)というのが説明されていた。

かなり以前、今はなき"Wolrd Weekly News"の、「『脳内電解質過剰症』による頭蓋爆発」というヨタ記事をネタにした循環メールについて書いた事があるので、はて、本当に突然、頭が爆発するような病気があるのかと、いささかうろたえ気味になり、こちらとかこちらの記事を抄読。

それによれば、EHSは1988年に英国の臨床医によって初めて報告された。翌年、50例の患者についての報告がなされている。その症状は、もっぱら夜間、入眠後のもうろう状態において、頭の中で大きな爆発音のような異音を経験すると言うものだ。時には、閃光を感じる事もあり、軽い不安感や呼吸困難などの症状を伴う事もある。

もっとも、爆発音を感じると言っても、別に害はなく、せいぜいビックリして飛び起きるというぐらいで、別に頭が痛むわけでもなく、もちろん、本当に頭が吹き飛ぶわけでもない。過労や、ストレスが契機にはなるが、原因は今のところ不明である。仮説としては、内耳リンパ系の異常、もしくは脳幹網様体の機能変調を指摘する意見がある。

そう言えば、こんな病名がつくとは知らなかったが、心気不安状態の人が、夜間に頭の中で急に雑音が聞こえて目が覚め、不安をつのらせるのはたまに見ることがある。おそらくREM睡眠の失調(つまり脳幹網様体も関与しているということ)だろうと、以前から三環系抗うつ剤を使うようにしているが、それなりに効いているような気もする。

人によっては、かなりあわてて救急受診し、身体的検査をうけ、CTやMRIを撮って貰うことも多いようだ。当直医もさぞかし当惑する事だろう。当然、何の異常も見つからず、まず、気のせいと言われて、説明も満足に受けられないのが普通なので、複雑な思いをつのらせるだけになるけれど。ま、MRAが進歩したおかげで、無意味な脳動脈撮影を強制される心配がなくなっただけマシかも。

そんなわけで、妙な病名については全く知らなかったが、一応自分の知識の枠内に収まる状態であったようで一安心である。寝ている間、ホントに頭が吹き飛んでしまうような病気があるのかと、一時はかなりあわててしまった。

なお、掲げた画像はフランシス・ベーコンの"Head VI"。この状態は多分こんな風に体験されているんだろうな、と思ったもので。

投稿者 webmaster : 2007年11月28日 23:17

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コメント

この記事よんで、あっと思いました。昔、寝ていて朝方に雷が近くに落ちたような音で起きました。でも、家の周りを確認してもそんな様子はなく、頭部爆発症候群だったのかもしれません。そのときの音は、ドバーンって感じで1回なりました。
あと、頭部爆発症候群かはわからないですが、眠りかけの状態のときに、耳の穴を通り抜けるバリバリ音もたまにありました。喩えるなら、鳥が右の耳の穴から入って左の穴から抜けるような感じで、音はバリバリバリバリバリーーーーというようなすごい音でした。
今ではこういう症状?は無く、ドバーンもバリバリバリーも4年前ぐらい前の同時期短期間内で、それ以来無いです。
昔も今も健康で元気っ子なんですが、人間って不思議ですね

投稿者 C++ : 2007年12月 4日 20:40

mixiなどで見ていると、
この症状は、結構体験している人が多いみたいです。

突然、破裂音がするなどと言います。
本人も、何か異常を感じているという訳でもなく(気にする人は少ない)、
たまに、音がするけど、だからなんだとも思ってなかったりするようで。

あと、耳鳴りというか、なにか特徴的な音がたまに聴こえる、というのも結構あるっぽいです。

こういうの、鳴る音はいつも似たような感じで、慣れてる、って人が多いみたいです。
体験する人は、何度も体験するけど、体験しない人は、全く経験しない、不思議なものです。

投稿者 てぃりり : 2007年12月 1日 06:55

ここで「スキャナーズ」など引き合いに出すほど即物的なわけでもなく。

とりあえず、MRIのおかげで無闇に血管造影剤を打たなくて済むようになったのには皆さん喜ばれてますね。
いやもちろん併用されていますよ。

投稿者 小狸工房 : 2007年11月29日 01:54

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